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イベント/恐竜展

『宮城 肉食恐竜展2020~驚異の身体能力~』レポート1


 

ゼビオアリーナ仙台で開催中(8/16まで)のミヤテレ開局50周年記念『宮城 肉食恐竜展2020~驚異の身体能力~』をレポートします!

 

【宮城肉食恐竜展のポイント①】

生きているようなポーズの全身骨格
展示骨格のほとんどは僕がポーズを考えたオリジナルデザインのものです。
見る人に、恐竜を「生き物」として感じてもらるよう、また、どこから見ても美しく見えるようにと意識しながら、生き生きとしたポーズを考えています。
中でもゴルゴサウルス・ダチョウ恐竜・ケツァルコアトルスは、今回の展示に併せて日本に届いたばかりの初組立て骨格!

 

 

ゴルゴサウルス:全身のケガを踏まえて動きは控えめながらも、この恐竜らしい優美な躍動感は伝えたいと思いました。何より、優れたハンターとして極限まで洗練された体型が際立つポーズに。元の標本自体が抜群に美しく、以前から大好きだったのですが、今回の骨格は個人的に「世界で一番美しいと思う恐竜の組立骨格」になりました。

 

 

 

ストルティオミムス:全力で旋回して獲物を振り切る激しい一瞬を再現。現生のダチョウをモデルに、翼を広げてバランスを取り、体を大きく傾けつつも、頭だけは常に安定して水平を保った独特の旋回姿勢です。さて、残る難題は鳥類に存在しない「尾」。理屈だけでなく、何か尾が長い俊足の動物の実例がないか…たどり着いたのは、チーターでした。

 

ゴルゴサウルスとストルティオミムスについては、友人のPeter Larson氏(米国ブラックヒルズ地質学研究所所長)とあれこれ議論しながら、試行錯誤の上での楽しい制作でした。

 

 

 

ケツァルコアトルス:よくある飛行姿勢ではなく着地姿勢に。翼をたたんだ着地状態の骨格はメカニカルな機能美に溢れ、ケツァルコアトルスの巨大さもより強く感じられ、飛行姿勢より断然存在感がある気がします。上空から舞い降り、素早く一つ目の獲物を捕らえた後、遥か高みから次の獲物に狙いを定めた瞬間…というイメージでデザインしました。

 

もちろん、目玉のティラノサウルスはじめ、ユタラプトルや格闘化石、更にはヴェロキラプトルとオウギワシ、モササウルス類とコモドオオトカゲの比較展示など、いずれも明確な展示意図があるものばかりです。頭骨やケガをした骨などの部分展示も、一つ一つ僕が選んだものですのでお見逃しなく!

 

 

【宮城肉食恐竜展のポイント②】

恐竜くん入魂!楽しい壁面グラフィック解説

 

 

骨格はもちろん展示の主体ですが、私がプロデュースする恐竜展ではいつも、壁面全体を使って解説やデザインにもかなりこだわって制作しています。
特に今回は、今まででも自己ベストといってよいくらいに力を入れた自信作です!
あまりにこだわり過ぎて、関係各位に呆れられそうなレベルで何度も書き直して作り込みました。最終的にはこれでも大分削ったつもりですが、我ながら少々やりすぎたかな…というような情報量になってしまいました。
新規描き起こし含め、自作のイラストも総動員し、写真や図解をふんだんに使って、どんな恐竜展よりもわかりやすく楽しい展示ができたと自負しています。

ぜひ(体力と時間に余裕を持って)お楽しみください!

 

 

【宮城肉食恐竜展のポイント③】

360度から観察&写真撮影バッチリ!広々レイアウト

 

 

主要な展示骨格は全て、壁際ではなくフロアの中央に配置し、全方位からご覧いただけます。あらゆる方向からじっくり観察したり、普段は見られないような角度からバッチリ全身を収めた写真を撮ったり、空いているタイミングならその場でスケッチしたり…と、心行くまで恐竜を堪能していただければと思います。

 

 

【宮城肉食恐竜展のポイント④】

徹底した感染症対策

 

 

今回、ソーシャルディスタンス確保のため、一度完成していた会場図面をいちから全面的に書き直し、安心してご覧いただけるよう、展示物同士の距離もかなり気を付けて配置し直しました。主催者各位も、サーモグラフィーを導入し、保健所などと綿密にやり取りしながら徹底的な対策を行っており、アルコール洗浄や換気や誘導など、現場スタッフによる対応も本当に驚くほど丁寧に行われています。

 

自分でいうのもなんですが、今回の展示は、いつにも増して本当に本当に頑張りました…(笑)。
今回は様々な理由で非常に難しい条件下ではありましたが、その中で、現時点でやれる限りのことをやった、恐竜くんの集大成ともいえる展示になっています。
そして、スタッフの皆さんも私の思いを汲んで、出来うる限りの施策を尽くしてくださっています!

 

どなたにでも「ぜひお越しください!」とは言いにくい状況ではありますが、それでも、一人でも多くの方にご来場いただけましたら幸いです。

 

 

【開催日時】2020年8月4日(火)~8月16日(日)
10:00~18:00※入場は終了30分前まで

【場所】ゼビオアリーナ仙台 特設会場

【当日券】大人1,500円、小人(高校生以下) 800円

【イベント詳細】
https://www.nikusyokukyoryu-ten.com

 

※新型コロナウィルス感染拡大防止のために、アルコール消毒やサーモグラフィーの設置、ソーシャルディスタンスの確保をはじめ、徹底した健康・衛生管理の上での開催となりますので、ご理解・ご協力のほど宜しくお願いいたします。

 

 

恐竜くん|公式サイト