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恐竜くんの恐竜学校SP

恐竜くんの恐竜学校SP 第4弾 『恐竜を描いてみよう!』

 

全国的に緊急事態宣言は解除されたものの、まだまだ以前のように自由に行動することに不安のある方も多いかと思います。
そこで、少しでも自宅にいる時間を楽しく過ごしていただけるように『恐竜くんの恐竜学校SP 第4弾 ~恐竜を描いてみよう!~』を実施します。

 

元々この企画は、新型コロナウイルスの影響でイベントを実施できなくなってしまった公共施設の方から「子どもたちを元気づけられるようなことができないか」というご相談を受けて考えたものです。ご相談いただいたところに限らず、もしご希望の施設がありましたら、各施設で恐竜のイラストコンテストを実施していただくなどして、ぜひご活用ください!

※ 個人でのご利用の場合はご連絡不要ですが、施設等で企画としてご利用される際には予めご連絡をいただけますよう、お願いいたします。
※ 当サイトの内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。

 

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さぁ、ここから『恐竜くんの恐竜学校SP 第4弾 ~恐竜を描いてみよう!~』の始まりです!

 

遠い昔に絶滅してしまい、今は見ることができない恐竜。
図鑑や博物館で見かける恐竜のイラストは、一体どのようにして描かれているのでしょうか?
専門家やプロのイラストレーターの考え方を学びながら、恐竜を描いてみましょう!
博物館や恐竜展で撮った写真や、図鑑やインターネットで見つけた恐竜の骨格を観察したり、今生きている生き物を参考にして描いてみてね。

 

【恐竜イラストを描くポイント】

① 描くことを楽しもう!
② 恐竜の骨格をよく観察しよう!

③ 今生きている生き物とくらべてみよう!
④ 色やもようなど、想像力をはたらかせよう!

 

皆さんは、恐竜を描いてみたことはありますか?
ふだんはどんな風に描いていますか?
思うまま自由に想像して描いてみたり、図鑑に載っているイラストやお気に入りの模型を参考に描いたり…という人が多いかな?

今日はもう一歩踏みこんで、プロのイラストレーターみたいに、恐竜の「骨格」を基にイラストを描く方法を伝授します。

でも、絵を描く時に一番大切なのは「楽しむこと」!それを絶対に忘れないでくださいね。

 

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【1】まずは絵を描く道具と資料を集めよう!

最初に紙と鉛筆、それから恐竜の骨格の写真や図を用意します。
骨の写真は、博物館などで自分で撮ったものがあれば一番!
もちろん、家にある図鑑などで探してみてもいいですね。

 

インターネットで探す時は、いろいろな方法がありますが、一つ例をご紹介します:

 

① 恐竜の写真や資料を集める時は、日本語よりも英語で検索するのがオススメです。もし恐竜の名前(学名)がわからない時は、先に「スピノサウルス 学名」「ステゴサウルス 学名」という風に「恐竜の名前+学名」で検索すればOKです。

例:「スピノサウルス 学名」の検索結果

 

② 次に、Google画像検索で「Tyrannosaurus skeleton museum」「Triceratops skeleton museum」という風に「恐竜の学名+Skeleton(骨格)+Museum(博物館)」で画像検索すると沢山写真がでてきますよ。

例:「Tyrannosaurus skeleton museum」の画像検索結果

 

※検索して見つけた画像には著作権があります。そのまま転用・転載などはせず、あくまで制作のための参考資料としてご活用ください。

 

恐竜くんの公式Instagramでは、僕が撮った恐竜や翼竜、海生爬虫類などの写真を公開しています。
良かったら、ぜひそちらも活用してください。

https://www.instagram.com/masashi_tanaka288/

 

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【2】骨格を観察しながら想像してみよう!

これは僕が持っている「ティラノサウルス」の全身骨格です。
まずは、むずかしいことは考えずに、じっくり観察👀
どこがどういう風に動くのかな? どんな風に歩いたり食べたりしてたのかな?
恐竜が生きている姿を想像してみましょう。

 

 

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【3】頭骨に注目!骨だけをみて、目や鼻、耳の場所がわかるかな?

 

 

 

 

恐竜の顔を描く時にヒントになるのは、恐竜に近いワニ♪

 

 

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【4】いよいよ、体を描いていこう!

体はかなり難しいぞ。骨を見ながら描くと、首や太ももが細くなりがち。「筋肉」を意識して、重い頭や大きな体をしっかり支えられるように描いてね。

 

 

足は今生きている恐竜、鳥を参考に!

 

 

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【5】ティラノサウルス、いっちょあがり!

イイ感じに描けたかな?

 

 

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【6】色や模様をつけてみよう。

基本的には恐竜の色はわからないので、自由に塗ってかまいません。
僕としては、今生きている動物を参考にするのがオススメです。
どんな生きものだったのか、どんな場所で生きていたのか…想像しながら描いてみるといいですね。
また、
自分が描いている恐竜が「オス」か「メス」を意識するだけでも、大きな違いが出るかもしれませんよ。

 

 

下のイラストは、僕が最初の骨格の写真を基に描いたティラノサウルスです。

 

 

同じ考え方で、どんな恐竜も描くことができます。
ティラノサウルスの次は、他の恐竜にもチャレンジ!もちろん翼竜やモササウルスもいいですね。

 

 

皆さん、いかがでしたか?楽しんで描けましたか?
真剣に絵を描くと、何かをじっくり観察したり、さまざまな生きものを調べたりする良い機会になります。
絵を描くことは、科学的な考え方を身につけることにもつながるのです。

ぜひこれを機会に、絵を描くことを意識して恐竜の骨格を観察したり、写真を撮ったりしてみてください。
きっと、今までと違う発見があるはずです。

それでは皆さん、めいっぱい恐竜を描くことを楽しんでください!

 

【お勧めの本】


世界的な恐竜・古生物イラストレーター10名の作品を集めた画集です。
英語の本ですが、素晴らしい作品がたくさんあって、見ているだけでワクワクしますよ!
僕のイチオシは、Douglas Hendersonさんの作品です。

 

 

 


僕も子どもの頃から親しんできたGregory Paulさんの描いた「恐竜の骨格図」がたっぷりつまった本です。
恐竜の絵を描く時には骨格の図がとても参考になりますが、この一冊でほとんどの恐竜がカバーできます。
こちらも英語の本ですが、図とイラストがメインなのであまり心配はないと思いますよ。

 

 

 


僕が子どもの頃から恐竜画家として活躍しているMark Hallettさんの本です。
恐竜の中でも「竜脚類」限定の内容ですが、とにかく絵が素晴らしい!
やはり英語の本ですが、見事なイラストは必見ですよ。

 

 

 


恐竜や現生の動物、怪獣やドラゴンなどの造形作家として活躍しているSHINZENさんの本です。
この本自体は、恐竜ではなく「今生きている動物」の作り方ですが、生き物の観察の仕方・表現の仕方は、とても参考になるはず!
恐竜を「生き物」として表現したい人におススメです。

 

 

 


最後に、一応僕の本もよろしくお願いします。
文章はもちろんですが、イラストもたくさん描いていますよ!

 

恐竜くん|公式サイト