恐竜くんの恐竜学校SP
【恐竜くんの恐竜学校SP 第2弾】この恐竜な~んだ?~解答編~
恐竜くんの恐竜学校SP 第2弾『この恐竜な~んだ?』!
お待たせしました、正解発表です!
今日は写真多めで行きますよ~。(まだクイズを見ていない人は「出題編」から先に見てね。)
① 難易度★
これは正解率高かったですね。ポイントは、僕の手のすぐしたに見える「歯」!
そう、正解は「ティラノサウルス」です!
② 難易度★★
こちらは頭の全体の形がポイントですが、結構苦戦した人が多かったようです。ティラノサウルスと同じ時代、同じ場所の恐竜ですよ。
では、裏返ってる頭骨をひっくり返してみましょう。お、重い…(※本当はそこまで重くありません。笑)
じゃじゃーん!答えは「アンキロサウルス」でした。「ヨロイ竜(曲竜)」というところまでわかったらOK!
③ 難易度★★★
3問目のポイントは歯。大量の予備の歯がある「デンタルバッテリー」です。こちらもティラノ、アンキロと同じ時代、同じ場所にいた恐竜ですよ。正解は…
「エドモントサウルス」でしたー!「カモノハシ竜(ハドロサウルス類)」までたどりつければバッチリですよ。イグアノドンや角竜という声も結構ありました、おしい!
ぎゃー、かまれたー!!!(全然痛くないけど、万が一はさまれると大変なのでマネしないでね)
④ 難易度★★★★★
そして最後の問題。難しいかな~と思いましたが、意外にもなかなかの正解率でした!「恐竜じゃないよ」というヒントでピンと来たかな??
正解は「プテラノドン」でした。あの骨だけでは、直感以外で種類まで特定するのは難しいはずなので「翼竜」という答えで十分!
僕が持っていたのは「翼の先っぽ」です。ちなみに、翼竜の翼は前足の4番目の指(くすりゆび)が長く伸びたものですが、ちゃんと「前足の第4指」というところまで言い当ててくれた人もいましたよ~。
翼竜というと「飛んでいる姿」のイメージが強いですが、今回の骨格はちょっと珍しい「地面に立っている姿」で作りました。
着地姿勢の翼竜の骨格は、翼を折りたたんだ姿に何だかロボットみたいなカッコよさがあって、僕は飛んでいる姿より好きなんです。
ところで、今回の4種類のうちプテラノドンだけ違う時代の生き物です。
「あれ、どれも白亜紀後期じゃないの??」と思ったかもしれませんが、「白亜紀」は8千万年も続いたとても長い時代で、実はプテラノドンはティラノサウルスより2000万年も前の生き物なんです。図鑑では同じ「白亜紀後期・北アメリカ」でも、例えばティラノサウルス(約6600万年前)とパラサウロロフス(約7500万年前)とプテラノドン(約8500万年前)が出会うことは絶対になかったので、注意してね!
なお、この頭骨や骨格も先日の「アクロカントサウルス」と同じ東京都江戸川区の『東京コミュニケーションアート専門学校ECO』にオープンする博物館に展示されます。
恐竜に関する仕事はいろいろありますが、今回の僕の役目は、アメリカの研究所に頼んで骨格や頭骨を作ってもらい、輸入して、博物館に展示することでした。
博物館(学校)と研究所の人たち両方と相談しながら、どんな標本を入れるか選んだり、展示室にぴったり合うように細かく測って骨格のポーズを(かっこよく)デザインしたり、そんなお仕事です。
学校の博物館なので、いつでも誰でも自由に見学できるというわけではありませんが、ちゃんと一般の方向けに開かれる機会も作られるそうなので期待していてね!
というわけで、恐竜くんの恐竜学校SP『この恐竜な~んだ?第2弾』でした。
みんなは、どのくらい正解できたかな!?
答えがわかった人はスゴイ!
…でも一番素晴らしいのは、みんなが一生懸命調べ、真剣に考え、自分の意見を伝えてくれたこと!
正解すること以上に、それが何よりも大切なことだと僕は思います。
ご参加いただいたみなさん、本当にありがとうございました。
次の企画もお楽しみに~!!